1. まえがき
24年度国立理系入試問題220、筑波大学(理工学部)というのがあった。面白そうなので解いてみた。
2. 問題
定数αは実数ではない複素数とする。
(1)
は純虚数である。
(2)
が純虚数となる純虚数βはただ一つ存在する。
(3) 複素数zを
が純虚数となるように動かすとき、|z|が最小となるzをαで表せ。
3. 計算
(1)
とおく。当然、
である。




(2)
β=ib とおく。
これが純虚数になるには
すなわち、αに対してβはただ1つ存在する。
(3)
とおく。
同様に、これが純虚数になるには(実部の分子が0)
ここで、Rを最小にするには右辺の分母
が最大のときである。φで微分して
の時となる。これは停留点なので最大と最小のいずれかとなる。
(a) φ=θ/2のとき
①から
ところが、π<θ<2π のとき、R<0(A<0) となり、これは最大でなく、0<θ<π の時となる。すると
(b) φ=θ/2±π のとき
同様に、
R>0 となるのはπ<θ<2πの時となる。
いずれにしても
となる。
以上


